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しるばあ日記

2013年01月

小菊盆栽の岩作り教室



〓〓〓 しるばあ日記   小菊盆栽の‘岩作り教室’ 〓〓〓


 小菊盆栽の岩作り教室を見学してきました!
 恒例の「綾部市菊花展」は綾部の秋の風物詩。菊花展に向け、小菊盆栽はこれから8ヶ月間余り、丹精に育てられる。
 小菊が岩場から根を下ろし、ほのかな香りを放ち咲く姿には孤高、静寂、高貴の趣があります。
 標準で5点又は7点の作品群を1セットにして、深山幽谷を或いは潅木の林などを思い思いに創造し、作品を作り展示される。見る者には幽すいに遊ぶ楽しさもあり、今から菊花展を楽しみにしている小菊盆栽ファンも多い。
 小菊盆栽の作り方はそう簡単なものではないようです。培養土を調製し、小菊を育て、長く伸びた根を岩に貼り付け、養成されます。菊の栽培に1年、岩に貼り付けてから8ヶ月、都合1年8ヶ月をかけ、ようやく綾部市菊花展や地域の菊花展に出品されるとのこと。日照時間の調整など予定の時期に菊を開花させる技術もまた難しそう。
 小菊盆栽教室の会場は、シルバー人材センターの農業用ハウス。テーマは小菊の根を貼り付ける岩作り。講師は花と緑のアドバイザー・白波瀬亮さん。小菊盆栽歴10年。やさしく厳しく、行き届いた指導をされる講師。
 今回の岩作り教室を皮切りに、毎月1回、計9回の教室が開かれる。栽培技術を学び、地域で小菊盆栽のリーダーになっている人もいる。
 盆栽教室に初めて参加した人は、「菊花展を見て興味がわき参加しました。」とのこと。また、他市(京都府内)から参加の女性は、「菊花展で小菊盆栽を見て感動し、菊盆栽をやってみたいと思いました。しかし、地元の市に栽培教室がなく応募しました。受講できるか心配しましたが、参加させていただくことになりました。感謝!」と声が弾む。綾部市が主唱する‘花と緑で街をいっぱいにする運動’は膨らみつつあるようです。
 午後1時半から始まった岩作り教室は、座学と実習を交え午後4時に閉講。白波瀬講師は、「上々の出来。花作りが大事なので、これからもがんばってもらいたい。」と生徒の成長に期待を寄せる。

 

菊盆栽教室(平成25年1月22日、初回)

午後1時半、開講
白波瀬先生から、小菊盆栽教室のスケジュール、参加メンバーを紹介

小菊盆栽教室は1~9月までに9回開催。1年をかけ育てた菊は、2月下旬~3月上旬の時期に、岩に貼り付け、秋の菊花展を目指してさらに8ヶ月間、育てられる。
小菊盆栽を始めて3年目という参加者は、「菊花展に出品できるような作品はなかなか育てられません。がんばります!」と熱心に講師の話に耳を傾ける。

最初、作品群の全体構想を描き、忘れないように図面(絵図面)に書いておきます

小菊盆栽は、5点乃至7点の作品群を1セットにして展示するのが標準。3点1セットで展示されることもある。出来上がりをイメージして、作品群全体の配置や岩の形、岩のどこに菊を這わせるか位置を決め、忘れないよう図面に描いておけば、これからの岩の作成作業などにも便利!

菊盆栽の岩の正体は発泡スチロール。電気コテや専用カッターを用いて、岩らしく整形していきます

参加者各人が家電製品の包装や建材などの発泡スチロールの切れ端を用意。廃品を再利用する人が大半。購入(発泡スチロール代500円、セメント・墨汁は別途)する人も。
「やや硬いですがきれいに仕上がるので断熱材の切れ端を準備してきました。」と参加者のひとり。
発泡スチロールの整形や二重、三重の重ね方、固定の方法が先生から伝授されました。

岩の大きさや形は、菊の根の長さや鉢の大きさを考えて決めます

丹精込めて筒の中で栽培された小菊は、1メートル以上の根を下ろします。
培養土の作り方、肥培管理、筒から取り出した菊の根の剪定法などを学習しました。
菊の根が肥培管理によってこれほど長く伸びるとは驚きです!
次回の栽培教室で、小菊の岩への貼り方、這わせ方を実習します。

鉢の大きさを決め、岩を整形し固定します

構想の段階で描いた鉢を実測し、岩を整形し、鉢に固定します。
盆栽菊には随分、大きなものもあります。風や、人が蹴つまづいて倒れたら大変。地震対策も必要。太い針金などを使って岩を鉢にしっかりと固定します。
鉢に固定する岩は、事前に作っておきます。

いよいよ待ちに待った実習!

座学の後は実習!
発泡スチロールを2、3枚重ね固定。貼り付け方や固定の仕方などを学びつつ、形を整えていきます。
カッターナイフや電気コテなどを使って彫刻家気分で岩を彫り刻み、がけや溝ができ、しだいに岩らしくなっていきます。

盆栽岩の仕上げ!セメントで塗り固めていきます

整形の終わった発泡スチロールの岩に、セメントを手で塗りつけ、岩の雰囲気を出します。岩の色合いは、セメントに混ぜる墨汁の量で調整。
ここまで来ると最終段階。出来上がりの期待と不安を胸に、作業が進みます。

盆栽岩の完成!

ひと通り塗りつけの終わった岩は、余分なセメントを取り除くなどして最終点検をします。
出来上がると、ビニールハウスの隅で2、3日乾燥させ完成。若干、色が薄くなるとのこと。
白波瀬先生の講評は「全体的によい出来ばえ!」。午後4時閉講。
教室帰りの軽トラの後ろ姿が弾んでいました。

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